右はチャロアイト、左はダイオプテーズ（翠銅鉱）です。

 　見知らぬ国というのは、カザフスタン共和国です。氷河をいただくザイリスキー山脈から離れると、果てしない草原の広がる国です。乾いた気候のおかげで、立派な銅の二次鉱物が採れます。その代表が、ダイオプテーズで、標本店でこの国産として売られているのは、もっと緑が深く立派な結晶です。母岩も、白い大理石が多いです。これは、緑が浅く、母岩も黒です。でも、ちゃんと皆結晶しています。なかなかかわいい石です。

 　チャロアイトは、アルカリ深成岩という、日本にはあまり出ない岩石に伴って出ます。珪酸の足りないところにある、珪酸塩鉱物の仲間です。日本では、まず採集できない鉱物なので、ついつい買ってしまいました。

 　来年度も、カザフスタンに行けと言われております。今度は、どんな鉱物を買ってこようかな…。孔雀石の塊も売っていたな…。
 

  他にも、まだまだ石はあるのですが、今日はここまで。